小雨が降る20時手前のこと。
近所のSEIYUで買い物を済ませ傘を差しながら歩いて帰っていました。

ふと高架下の工事中の周りにある鉄製の囲いにもたれかかるように、
じっと立ちつくすおばあさんがいます。

一旦通り過ぎて、振り返ってみてもやはりまだ立ち尽くしたままです。

変な人に思われるかも、そう思いながらも「大丈夫ですか?」と
近付き声をかけてみます。

手伝ってほしい、そんな風に言いながら、
僕の右手の甲を左手でぐっと掴み、少しずつ前に進もうとします。

片方の手は横の壁にあてて、壁に沿うように歩きます。



なんでもバス停に行きたいとのこと。

バス停までその場所から25mくらい。

でも1m進むのに1分はかかるようなそんなペース。



本当にすまんねー。明日お金が入るからうちにきなさい。
お礼に1000円あげるから。

仕切りにそう言うもので
苦笑いしながらなんとかバス停まで連れて行こうとします。

どうしたの?と聞くと、ひざが痛い痛いと言うので、
急に関節が痛みだして動けなくなったのかなと勝手に推測。



5分。

10分。

15分。


僕は中腰で右手を斜めにした状態でずりずりと
後ろ向きに進みます。

おばあさんは左手で僕の右手の甲をつかみゆっくり前進。

手をずっと斜めに下げた状態でそこにおばあさんの体重がのってる状態、
僕も腕に疲労が溜まってきます。
おばあさんも同じように疲労が更に溜まっているのがわかります。



ようやく目標の半分ほど歩いたかなと言うところでした。


崩れ落ちる様にコロンとおばあさんが仰向けに倒れてしまいます。

焦る自分。周囲も人通りの少ない道ですが騒がしくなったことを感じます。


ああ、どうしようどうしようと、おばあさんを起こそうとしているところに、
おまわりさんが2人到着。
次いですぐ傍のお弁当屋さんも歩み寄ってきます。


そこのバス停に行きたいって言ってました等々、聞いた話を伝えます。
おばあさんはお弁当屋さんが用意したパイプ椅子に抱えられるように座ります。

そこからはおまわりさん2名とおばあさんが会話。
僕はその横で傘をさしていました。


暫くして救急車が到着。(おまわりさんが呼んだ)
「おばあちゃん、気分悪いって言ってたよね?」「んにゃ、言ってない」
そんな風に直前で意見が食い違うも、そのまま救急車の中へ。

僕はここでお別れ。
おまわりさんにありがとうございましたと言われようやく解放。




白状してしまうと
お弁当屋さんのお客さんと少し会話した時の事。
「ご家族の人じゃないの?あら、まあえらいわねー」

そんな風に感心されて少し良い気分になってしまったんですよね。


でも結局、おばあさんは自分の意志とは無関係に救急車に入れられてしまった。
バス停でバスに乗って、どこどこの喫茶店に行きたいと言っていた。
それも結局叶わなくなってしまった。
おまわりさんだ、なんだといろんな人に取り囲まれたのもいい気分じゃなかったと思う。


声をかけなければ良かったのでは?とまでは思わないけれど、
何かもっと良い選択肢があった様な気がしてしまう。


自分のしたことが良かったのか悪かったのか・・・。
なんとも後味が悪いです。



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